現場に行くのは一人だけではなかった

私の友達は、幼なじみを学生時代に亡くしました。

亡くなった彼とは、小学生の時に同じ学研教室に通っていました。

中学生の時の彼は、昼休みに一緒に追いかけっこをするメンバーの一人でした。

彼は、絵がとても上手でした。

彼は、オリジナルで初音ミクのロボットバージョンを考えました。

彼は、そのイラストを描いてくれました。

とても嬉しくって彼からその絵を貰って帰りました。

年に1度は、帰省したときに彼が亡くなった現場の踏切に花をたむけます。

今年も帰省すると、

「また、献花に行くの」

と母親に尋ねられました。

「結局、花がゴミになるからＪＲに悪いし、今年はどうしようかな」

と答えました。

すると、母は、

「花が、枯れたころに引き上げに行ってるよ」

と答えてくれました。

これからも花を供えに行きます。

教えてあげる

誰にでも悲しい思い出はある

教えてください

楽しい思い出