私の友達が、「今日は、職場の女の子の誕生日だったんだよね」と言ってきました。
私の友達は、職場の自分の課の職員全員の誕生日を覚えています。
「すごいね」
と言うと、
「覚えているのは、厳密には机の上のカレンダーだけどね」
「なーんだ。びっくりして損した」
でも、全員の誕生日は、ちゃんとわかります。
それで、誰かのお誕生日には、課員全員にちょっとしたお菓子を買ってお祝いします。
でも、ときどき、お誕生日のお祝いのお菓子を買い忘れることがあります。
そのときは、1日遅れでお祝いです。
ひどいときは、3日遅れのときもありました。
それに懲りて、他の女の子にこっそり、
「今日は○○ちゃん誕生日だからお昼にお菓子を買いに行くの覚えておいてね」
と言っておいて覚えてもらいます。
いわゆる外部メモリー化です。
もしくは、情報の二重化です。
バックアップともいいます。
それから、…もういいです。
それでも、ときどきは、二人とも忘れている時もあります。
人間だもの。
そして、今日は、職場の女の子の誕生日です。
朝、出勤したら、早速、
「今日は○○ちゃん誕生日だからお昼にお菓子を買いに行くの覚えておいてね」
と忘れずに言えました。
お昼になりました。
外部メモリー女の子は、
「お菓子を買ってきて」
の伝言を言うのを忘れてさっさとお昼のランチに行きました。
でも、大丈夫、今日は、ちゃんと覚えています。
近くのケーキ屋さんで人数分のお菓子を買います。
シュークリームにしました。
それから、ランチを食べて、職場の戻りました。
買ってきたシュークリームを外部メモリーの女の子に渡して
「これ、お誕生日のお菓子、ランチの後のデザートでみんなに配って!」
と、ちょっと、どや顔で言いました。
すると、外部メモリーの女の子が
「誕生日の彼女、お昼から年休、とって帰りましたよ」
「えっ」
「がびーん。せっかくちゃんとお菓子、忘れずに買ってきたのに」
スーパーショックです。
本人がいないので、エア誕生会です。
「○○ちゃん、お誕生日おめでとう」
シュークリームは、みんなで美味しくいただきました。
明日、彼女が、出勤してきたら、みんなで
「お誕生日おめでとう」
と言おう。
おめでたいけどちょっと悲しいお話でした。
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