私の友達が、チェーンのとんかつ屋さんに友人と2人で行きました。
前払いの食券を買って注文します。
とんかつを頼みます。
キャベツにお味噌汁が付いてきます。
ご飯は、追加料金なしで大盛りに変更できます。
とんかつは揚げたてのサクサクです。
これで700円を切る値段です。
安くて美味しくてコストパフォーマンスが最高です。
おなかいっぱいになりました。
食べ終わったら、食器は自分達で返却台にもっていきます。
その分お安くなってる訳だから全然問題ありません。
友達は2枚のトレイを重ねて、その上に2人分の食器を重ねていきます。
「その方が食器を洗う店員さんが楽になるかな」
とか、
「一緒に来ている友達がお店を出る用意をしている間に自分一人で返却できるな」
とか考えていました。
1枚のトレイ2人前の食器を置いたので、とっても重くなってしまいました。
バランスをとりながら慎重に、返却台まで持っていきます。
無事たどり着きました。
でも、返却台は他の食器でいっぱいです。
自分達の食器を置くところがありません。
困っていると、返却台の向こう側、厨房の中にいた店員さんが気づいてくれました。
前のお客さんの分の食器が乗ったトレイを1枚、
厨房の中に下げてくれようとしてくれました。
その時です。
店員さんが、動かしてくれたトレイの上に乗っていたコップが友達の方に倒れてしまいました。
しかも、中には半分くらいお水が入っていました。
パッシャン!
と大きな音を立てて、スプラッシュが友達のスカートに直撃しました。
友達は
「冷たい!」
と思うと同時に
「大変だ!」
と思いました。
実は、友達は接客業をしています。
店員として自分がこんなアクシデントをしてしてまったら、
店長や先輩にこっぴどく怒られるに違いありません。
「店員さんが怒られたら可哀想だ!」
と思いました。
厨房から、別のベテランそうな店員さんが出てきました。
慌てて友達の濡れたスカートを拭いてくれます。
「大丈夫ですよ、水でよかったです」
といいつつ、水をひっくり返してしまった店員さんに
「急かしてしまってごめんなさいね」
といいます。
随分水を被ってしまったので拭いてくれた程度では全然乾きません。
でも、黒いスカートだったのであんまり目立ちません。
そのまま帰ることとしました。
友人の元に戻ると、
「何があったの?」
ときいてきます。
ちゃんと説明すると
「なんだ、あなたがひっくり返したのかと思っちゃったよ」
と言われてしまいました。
たしかに、店員さんよりも友達の方がしっかりと響く声で
「ごめんなさい」
といっていました。
店員さんが怒られないようにと思って言った言葉で、
友達のミスでアクシデントが起きてしまったように
勘違いされてしまったのです。
とんだ災難です。
なにもそこまで自己犠牲の精神に富んでいる訳ではありません。
「他のお客さんにも私がひっくり返したと思われちゃったかなあ…」
もしそうだったとしても居合わせたお客さんとまた会うことなんてまずないでしょう。
問題はありません。
でも…
「なんかも悲しい」
相手を責めずに、自分が悪い訳じゃないよっていう練習をしようと思ったそうです。
ちなみにその時一緒にいた友人が提案してくれました。
「謝るより先に
『大丈夫ですか?』
と店員さんに声をかけたらよかったんじゃないの」
次からやってみるそうです。
いやいや、もうそんな可哀想なトラブルに巻き込まれないように祈ってるよ。
教えてあげる
災害は忘れたころにやってくる
教えてください
トラブル解決法
セルフサービスの店が増えました。
人出不足はどこの飲食店でも深刻な問題です。
くわえてこの時期は新人アルバイトが多く、練度が低い。
まともなサービスは期待できないですね。
むしろこのようなトラブルを回避するためにも
食器返却台の状況を確かめましょう。
飲食店としては食事が終わったテーブルをさっさと片づけるのは
回転率を上げるために重要な作業です。この部分を客に依存するなら
少なくとも返却台は片づけておかなくてはなりません。
というマニュアルが用意されて、教育があったのか・・・・。
商業施設に見られるフードコートではいろんな飲食店のメニューを同時に
頼める魅力があるが、食事の持ち運び、食器の後片付けを客にさせながら
価格に反映されているようには思えないですね。
きっと家賃が高く価格を落とせないのでしょう。路面店とのバランスもあります。
つまり、われわれがお運びをやることで浮いた賃金を家賃収入として繰り入れているのです。
フードコートは軍隊や会社の食堂ではありません。
まして路面店がフードコートのマネをやるなんて
教えてあげる。
客の食器返却は賃金未払いの不当労働行為である。
コメントありがとうございます。
「客の食器返却は賃金未払いの不当労働行為である」なんて大胆な切り口ですね。
食器の返却について深く考えたこともありませんでした。
経済的、労務管理的な凡人には見えない角度から切り込んでいただいて、
ポワンとしたブロクがとても格調高いものになってとても素晴らしいです。
また、コメントをお願いします。
どうもありがとうございました。