私の友達が、忘年会に行きました。
「すごく、楽しかったんだよ」
と教えてくれました。
一次会の会場は、焼き鳥屋さんでした。
掘りごたつではなかったので、足が痛かったのです。
同じ場所から動けませんでした。
社長が来てくれました。
社長が、来ると苦手な上司が来ないので、社長を誘ったのです。
席は、くじ引きです。
社長の横の席は、くじのアタリで男の子が座っていました。
男の子は、緊張してカチカチに固まっていました。
それで、社長の横の席は、気のいい女の子が代わって座ってくれました。
感謝です。
でも、あとから、
「さすがに彼は、くじ運がいいね」
と、苦手なのに社長の横の席を引いたことですごく盛り上がりました。
おかげで社長の両隣は、女の子になりました。
社長の正面は、友達が座りました。
でもその両横も女の子です。
社長は、上機嫌です。
社長には、仕事の話はするなと打ち合わせしていました。
仕事の話をするとみんなが意地になってこじれると楽しくないからです。
一次会は、たわいのない話で盛り上がりました。
二次会は、社長の行きつけのお店にみんなで行きました。
スナックというやつです。
17人のうち10人が行ったのですから参加率は大したものです。
まず社長に歌ってもらいました。
これも打ち合わせ済みです。
社長は、またまた上機嫌です。
怒っているより機嫌がいいほうが楽しいです。
芸達者のみんなもノリノリで盛り上げてくれました。
好き放題歌いました。
社長は、すごく歌が上手です。
でも一番受けたのは、イルカの「なごり雪」を嘉門達夫が替え歌にした「なごり寿司」です。
最後に社長が歌ってくれました。
歌の内容は、
飲み屋の女の子を下心をもって銀座のすし屋に連れて行きます。
本人は、財布の中身を気にしているのに女の子に高い寿司をどんどん頼まれていきます。
最後は、お土産を買わされて、女の子は帰って一人すし屋にぽつんと残って後悔している話です。
まるで東京出張で、社長が実際に女の子に肘鉄を食らっている実体験のようです。
その姿を想像しておかしくてたまりませんでした。
最後に、「落ち」がついてお開きでした。
友達は、大人のADHDなので途中から帰りたくてたまらなくなっていました。
同僚によると一次会から帰りたそうにしていたようでした。
でも、
「社長が来るから帰ったらだめだよ」
とみんなに言われていました。
何とか二次会まで我慢しました。
でも、精算すると我慢できなくてありがとうも言わずに走って帰ってしまいました。
後で聞いたところによると、社長から便所で倒れているのではと心配されていたようでした。
翌週、社長にお礼を言いに行ったときに
「逃げたな」
と言われたのはご愛敬でした。
教えてあげる
「ごめんなさい」あと5分が我慢できなかったのでした。
教えてください
じっとしている方法
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